【お米の婚活事情】150万分の1の夢「ゆめぴりか」

【お米の婚活事情】150万分の1の夢「ゆめぴりか」

みなさまこんにちは。

 

お米には「お父さん」と「お母さん」がいます。

 

通常、私たちがいただくお米は、同じ品種のお父さん(おしべ)とお母さん(めしべ)から生まれたお米です。

 

天候や日本人の嗜好の変化など、必要な品種は日々変わっているのです。

 

それらの事情から、適切な「お父さん」と「お母さん」をめぐり合わせる・・・

 

そんな婚活が日本のあちこちで行われているのでございます。

 

稲が育った様子

 

『すいません、「ゆめぴりか」って、何ですか?』

しつこいまでに繰り返されることばに、テレビCMをご記憶の方も多いかと存じます。

 

それまで地味だったお米のプロモーションを変えた商品、といっても過言ではありません。

寒さ故に「美味しいお米が穫れない!」とレッテルを貼られていた北海道。

 

それまでのイメージを覆すべく、新たな「ブランド米」を日本全国に強く印象付けました。

 

「ゆめぴりか」って、なんでしょう?

 

ゆめぴりかの家系図

 

ゆめぴりかは、お母さん「札系96118」、お父さん「ほしたろう」のもと、2007年に北海道上川農業試験場で誕生しました。

 

北海道の「夢」と、アイヌ語の「美しい」を意味する「ピリカ」から「ゆめぴりか」と名付けられました。

その後、2009年にデビュー。

 

そして2011年に全国にむけての大々的なプロモーションにより、本格デビュー。

 

なんともアイドルさながらのプロフィールでございます。

 

1997年から「ゆめぴりか」の育成は始まりました。

 

お母さんの「札系96118」は、それまで北海道を代表するお米「きらら397」の突然変異。

 

「札系96118」は同じく北海道を代表する「おぼろづき」のお父さんでもあります。

 

「ゆめぴりか」のお父さんの「ほしたろう」は、やや収量が少ないのが欠点。

 

北海道の奨励品種に選ばれるも、残念ながら北海道を代表するお米にまではなっておりません。

 

そんなお父さんの血をひく「ゆめぴりか」も試験の際に収量が少なく、一度は落とされてしまいました。

 

しかし、そのあまりの美味しさに「落とすのはもったいない!」と熱心な研究員たちにより種が残され、次の試験を受けることに。

 

そしてそこで実力を発揮するのでございます。

 

実は、最初の試験で収量が少なかったことの方が異例で、本来の姿ではなかったのでした。

 

「北海道で美味しいお米を作りたい!」

研究員のみなさまのその強い思いによりこのような試験を繰り返すこと10年。

 

「ゆめぴりか」は150万株のうちの奇跡の1株なのございます。

 

ご飯が茶碗に盛られた様子

 

人間の婚活でも、1回目のデートで本当の自分が出せなくても「もう一度、会いたい」と思わせる何かを持ち合わせている人が、次の試験に臨むことができます。

 

150万分の1の奇跡を求めて・・・

 

こうしている今でも、日本の未来のために日本のどこかでお米の婚活が行われているのでございます。

 

 

 

 

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