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ベジリッチのECサイト設計

ベジリッチのECサイト設計

第2次世界大戦後、農作物と土壌の生産性はずっと向上をしてきたわけだが、1960年代の「緑の革命」の成果といえる。つまり、品種改良・化学肥料の大量使用によって、農作物の一時的な大量増産が達成されたことを指している。

しかし、「緑の革命」から60年余り経過した今、農地は拡大どころか世界中で減少している。総人口も増加の一途を辿り、日本では耕作放棄地問題が各自治体が解決をしたくても、手を施す優先順位すらつけられない状態にある。

本書で書かれている第二の「緑の革命」を起こすことー環境に優しい方法で、ふたたび植物の生産力を増すことのできるシステムを作り上げることは、確かに今後の未来を見据える上で優先課題である。

とある本と出逢い、植物との共生についてを考えたとき、ある企業が頭に浮かんだ。
それが、【興和株式会社】。
野菜の栽培システムと植物とユーザーとの新しいコミュニケーションに要注目だ。

 

無駄なく、おいしく、新鮮。

 

 

品質・衛生管理のもと、栽培期間中には農薬を使用しない野菜、「VegeRich」。

特に驚いた野菜が2種類。葉酸、ビタミンKがギュッと詰まったハクサイの葉は柔らかく、そのまま調理もいらず、茎までおいしく、甘みがある「美白菜」は、なんとサラダで食べることができた。美青菜は、柔らかく、えぐみが少ない、生のままでも食べられるチンゲンサイ。葉酸、ビタミンCなど栄養がギュッと詰まっているだけでなく、調理が楽。

 

「葉酸」の重要性が分かりやすいECサイト設計

ビタミンB群である「葉酸」をしっかりと意識して摂取することで、赤血球の形成やDNA合成に関わると言われている。お腹の赤ちゃんや乳幼児の成長には、葉酸が使われるからだそうだ。なるほど、妊娠中や授乳期に摂取がすすめられるのも納得である。

また、GOO GOO FOOの管理栄養士・平原あさみ氏によると、葉酸は、オレンジジュースやバナナとの相性が良くないそう。葉酸は、空腸の”コンジュガーゼ”という酵素によって分解され、体内に吸収されるため、酵素の働きを阻害し、葉酸の吸収を妨げてしまうからである。

ということは「生で食べられるからといって、バナナスムージーなどで使用するのは避けようかな」と食シーンを事前に配慮できる点が、このECサイトは優れている。葉酸の重要性をきちんと理解した上で、購買に繋げることができそうだ。

有機JAS認証の有機野菜が、定期的に届く

「ねぇ、ダーウィン」。
あなたは、根端が優れた感覚器官であり、環境の変数を記録して対応する能力をもっていると最初に気づいた研究者だった。植物の研究を繰り返して、根には行動を決定する機能と伸長の向きを定める機能があることに気づいていた。そんな、あなたならば、この野菜の定期便は魅力的に思わない?

「VegeRich」では、スイスチャード3袋、美白菜3袋、美青菜3袋
の他に、国産有機野菜が10品目以上も詰まった野菜がおうちに届く定期便もある。

外食1回程度の6,458円(税込)で、#おうちごはんの料理の質が上がりそう…だから、肉ばかり食べていて興味がなさそうな旦那にも、定期便をおねだりしよう。
「ねぇ、ダーリン」。

編集後記

古代ギリシャの哲学者アリストテレスの考えによれば、植物は動物に比べて「より低い階段」に置かれているそうだ。なぜなら、植物は「魂」を欠いていることが理由らしい。

植物に、野菜に魂がある/ないという論点は置いておき、ライフスタイルで、もし植物が動物に比べて「低い階段」という思案に至るならば、アリストテレスの女子力レベルも残念である。

 

何故なら、素晴らしい効能と恩恵を媒介してくれる野菜は、地球上で既に市民権を得ているからだ。だからこそ、ビーガンやベジタリアンが多数存在しており、統計によればインドの約3割はビーガンである。

 

おうちごはんが板についてきた7月。

「VegeRich」は「生きる上での尊厳」を見直す機会を与えてくれた野菜だった。

 

“安全で美味しい野菜を毎日食べられる環境”は、真の贅沢であると山盛りのスイスチャードを食べながら実感できた。

 

贅沢や裕福な生活とは、嗜好品にあらず。高級和牛やフォワグラを毎日のように食べて生活することだけが、“Rich”ではないだろう。

 

「無駄なく、おいしく、新鮮」がコンセプトの「VegeRich」は捨てる部分も少ないため、フードロスにも寄与している気がした。

 

環境にも優しい野菜は、心のゆとりも栽培してくれそうだ。

 

(エモーショナルライター・井上 嘉文)

 

 

<参考文献>