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#Attention:『鈴木屋』(岡山県)

#Attention:『鈴木屋』(岡山県)

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本日は、岡山県 神田町にある㈱鈴木屋が販売するお菓子ラインナップに注目!

罪悪感の少ないおやつ選びに悩んだ経験、ないですか?

 

お子様に与えるお菓子、何を選ぶべきだろうか?

そんな悩みを一蹴できるのが、㈱鈴木屋が販売する、“無添加”せんべいの商品ラインナップである。

岡山には温暖な気候に恵まれた特産品がいっぱいある。特にフルーツが有名であるが、小麦、黒豆の栽培も盛んだ。そんな土地柄を活かして、大正12年から続く、たまごせんべい専門店が㈱鈴木屋。ほんのり甘いおせんべいには、根強いファンが多い。

そして、食品添加物不使用のこだわりが、最高である。

代表例は、昔ながらの優しい「たまご煎餅」

このお煎餅が、私と代表取締役・鈴木社長と仲良くなったキッカケ。

「こどものための たまごせんべい プレーン」の原材料は、とてもシンプルである。

原材料:卵(岡山県産)、小麦粉(小麦(岡山県産))、てんさい糖(北海道産)

原材料は3つだけです!もちろん、食品添加物は0である。

「お母さんの手づくりおやつ」みたいな感覚で、やさしい味と口どけ。
国産原料だけでつくったお子様向けに開発されたお煎餅だが、大人でも嬉しく、懐かしい。

鈴木社長が仰るには、美味しさを支える原料は、シンプルに小麦粉・卵・砂糖の3つらしい。
水をほとんど加えず、卵だけで練り上げた生地はきめ細く、溶け入るような口当たりとなる。

こどものためのたまごせんべい

煎餅には実は2通りある。 1つは米を原料としたもの。こちらのイメージの方が本来強いだろう。
もう1つは、小麦粉を原料として、卵や砂糖で味付けしたものである。鈴木屋は、この小麦煎餅を基本としている。
クッキーほど固くなく、米の煎餅よりも歯にくっつかない、なんとも言えない食感である。

ただ、上記の煎餅シリーズは工場を新しく併設して、米粉専用のお菓子作りをしている。
つまり、グルテンフリーの煎餅づくりもスタートさせた。

従来の「たまごせんべい」に、にんじんパウダー(国産)、ほうれん草パウダーを配合。
2種類ミックスで、香料や着色料などは一切加えず、素材の持つ自然の味わい・色合いを大切にしている。野菜の味が、ほのかに感じられて、野菜嫌いのお子様が嫌がることはないと思う。

鈴木屋の魅力は、商品コンセプトにある。

ここでは、紹介していないが『恋衣せんべい 丹波種 作州黒』も同様。

岡山県特産の大粒黒豆「作州黒」を香ばしく煎り、細かく砕いて振りかけて焼き上げていた煎餅は、第23回全国菓子大博覧会にて、名誉総 裁賞を受賞している。

鈴木社長のモノ創りへのこだわりは、「美味しいこと、安心・安全は当然。ただ、少々見かけが悪くても、自然体なら良し」という概念から起因する。

大切な人に自信をもって薦めることができるお菓子、子供たちに安心して食べさせることができるお菓子づくりをコンセプトにされているから、応援されるような美味しい煎餅が焼きあがる。

どらやき×煎餅って、知っている?

これはユニークな商品である。㈱鈴木屋のスペシャリテと言えるだろう。

どらやき×煎餅の良いところどりで、生地の食感は、モナカ>煎餅が正しいか。
食感は少しシナっとしていて、味は、やわらかめのたまご煎餅で唯一無二の味わい


北海小豆・北海小豆栗入りの餡は、北海道産小豆を使用。この黒あんは、さっき紹介した大粒黒豆「作州黒」を炊いて作っている。

配合を注文してこだわる餡子

おせんべい生地だけでなく、餡にも、食品添加物が一切入らない。
ここは、すごいポイントである。

何故ならば、業務用の餡子は、トレハロースなどの食品添加物が入ることが多いからだ。
砂糖もじゃぶじゃぶに含まれるため、甘ったるくなる。
しかし、㈱鈴木屋は「自家製あん」を無添加でOEM企業に注文して、甘さがベスト。

小豆の本来の甘さが感じられる。
こちらの商品も、第25回全国菓子大博覧会にて、『名誉総裁賞』を授与した。

「どらせん詰め合わせ」で、おうちごはん後の楽しみがまた1つ増える。

編集後記

㈱コーチAの代表取締役である鈴木義幸さんは、書籍「リーダーが身につけたい25のこと」で、決める(=決断すること)は、すなわち、「責任を引き受ける」ことと語っている。

決めることのメリット、デメリットを明確にして、すぐ決める練習をする。
そして、迷わないで過ごすことも、トレーニングの1つであるとしていた。

同じ苗字である㈱鈴木屋の鈴木社長。

いつから、この“無添加”の決断を引き継いで、その重い責任を引き受けたのだろうか?

お子様に、家族に、カラダにやさしいお煎餅をつくりたいという想いは、責任感の表れだと思う。

お父様から代々引き継がれた煎餅の歴史と暖簾。
どこか、無意識でコーチングがされていたのだろうか。

何年先までの影響を考慮に入れるのか?
そしてどんな「軸」で決めるのか?

商品コンセプトは、時代から逆算することもあるけど、最後は想いである。
間違いなく、“無添加”(食品添加物不使用)は、時代がついてきている。

僕と鈴木社長との出逢いは「FOODEX 2019」だった。
クライアントが出展している岡山ブースで隣にいらっしゃった。
「うちのお菓子のこだわりは、カラダに優しいことなんですよ」

あの台詞がなかったら、マーガリンだらけどのお菓子を並べていたら、話すことなんてなかった。
「無添加」の共通の話題で、意気投合ができて、会話もお互いに純粋だったはず。

いつも温かく、展示会に行けば必ず挨拶する仲になった、㈱鈴木屋の鈴木社長。大変感謝している。
大量生産すれば儲かるけど、一貫したからだに優しい素材へのこだわりは、本当に素敵である。
共感できる人がたくさんできて、お菓子界のリーダーになってほしいと願っている。

<参考文献>

 

(エモーショナルライター・井上 嘉文)

【取材先】
株式会社 鈴木屋
住所:岡山市北区神田町1丁目3番21号
TEL:086-224-8085