雑穀米は太る?ダイエットに向いている?雑穀米の栄養や食べるときのポイントなどを詳しく解説!

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雑穀米は、白米に比べて栄養価が高く、健康志向の人々に人気のある食品です。玄米、黒米、もち麦、あわ、ひえ、キヌアなど、多種多様な雑穀がブレンドされており、食物繊維やビタミン・ミネラルが豊富に含まれています。しかし、「雑穀米は太る?」「ダイエット中に食べても大丈夫?」と疑問に思う人も多いのではないでしょうか。この記事では、雑穀米がダイエットに向いているのかどうかを詳しく解説し、栄養成分や太りにくい食べ方についても紹介します。

この記事の目次

【結論】雑穀米は太る?ダイエットに向いている?

結論から言うと、雑穀米は適量を守ればダイエットに向いている食品です。

雑穀米のカロリーは 100gあたり約150〜170kcal で、白米(約168kcal)と大きな差はありません。しかし、食物繊維やミネラルが豊富に含まれており、血糖値の上昇を緩やかにする効果があるため、ダイエット向きの主食 と言えます。ただし、食べ過ぎると糖質の摂取量が増え、カロリーオーバーになる可能性があるため、1食あたりの適量(約150g=茶碗1杯分)を守ることが重要 です。

なぜ雑穀米はダイエットに向いているのか?

1. 低GIで血糖値の急上昇を抑えられる

雑穀米は GI値(血糖値の上昇度を示す数値)が低め で、白米よりも血糖値が上がりにくい特徴があります。血糖値の急上昇を抑えることで、インスリンの分泌が穏やかになり、脂肪の蓄積を防ぎやすくなります。

主食の種類GI値(血糖値の上昇度)
白米約88
玄米約55
雑穀米(ブレンドによる)約50〜65
もち麦約55
オートミール約50

低GIの雑穀米を選ぶことで、ダイエット中でも脂肪がつきにくい食事にすることができます。

2. 食物繊維が豊富で腹持ちが良い

雑穀米には 100gあたり約3〜6gの食物繊維 が含まれており、白米(約0.5g)と比較すると圧倒的に多い量です。食物繊維は 満腹感を持続させる効果 があり、間食を防ぐのに役立ちます。また、水溶性食物繊維は腸内環境を整え、不溶性食物繊維は便通を促進するため、便秘解消にも効果的 です。

3. たんぱく質が多く、筋肉維持に役立つ

雑穀米には、白米よりもたんぱく質が多く含まれており、筋肉の維持や代謝の向上をサポートする役割があります。 特にキヌアやアマランサスを含む雑穀米は、植物性たんぱく質が豊富で、アミノ酸バランスが良い ため、ダイエット中の筋肉維持に適した食品です。

雑穀米の栄養

雑穀米にはダイエット向きの栄養素が多く含まれています。以下に主な栄養成分をまとめました。

栄養素雑穀米(100gあたり)白米(100gあたり)特徴
カロリー約150〜170kcal約168kcalほぼ同じだが栄養価が高い
たんぱく質約4〜6g約2.5g筋肉維持に役立つ
糖質約30〜35g約36gやや低めで血糖値の上昇を抑える
食物繊維約3〜6g約0.5g腹持ちが良く、便秘解消に効果的
GI値約50〜65約88低GIで血糖値が上がりにくい
ミネラル(鉄・マグネシウム)豊富少なめ代謝促進・貧血予防に良い

また、雑穀米には 鉄分・マグネシウム・ビタミンB群 などのミネラルが豊富で、代謝を促進し、脂肪燃焼をサポートする働き があります。

雑穀米の太りにくい食べ方や食べるときのポイント

1. 1食あたり150g(茶碗1杯分)を目安にする

雑穀米は栄養価が高いですが、食べ過ぎるとカロリーオーバーになるため、1食あたり150g(茶碗1杯分) を目安にしましょう。

2. たんぱく質と一緒に摂取する

雑穀米は糖質を含むため、たんぱく質と組み合わせることで血糖値の上昇を抑えやすくなります。

おすすめの組み合わせ

  • 雑穀米+鶏むね肉のソテー(低脂質で高たんぱく)
  • 雑穀米+納豆+味噌汁(発酵食品と組み合わせて腸内環境を改善)
  • 雑穀米+焼き魚+野菜の副菜(バランスの良い和食メニュー)

3. 夜遅くに食べるのは控える

雑穀米は低GI食品ですが、夜遅くに食べると消化が遅くなり、脂肪として蓄積されやすくなるため、できるだけ夕食は軽めにし、朝食や昼食でしっかり摂るのが理想的 です。

4. 白米と混ぜて徐々に切り替える

白米から雑穀米に切り替えるときは、白米と雑穀米を5:5の割合で混ぜて炊くと、食べやすくなります。 最初から100%雑穀米にすると食感に違和感を感じることがあるため、少しずつ慣らしていくのがおすすめです。

結論

雑穀米は低GI・高食物繊維・高たんぱくで、ダイエットに向いている食品 です。白米よりも栄養価が高く、血糖値の上昇を抑えながら満腹感を持続させることができるため、適量を守ればダイエットの強い味方になります。ただし、食べ過ぎるとカロリーオーバーになるため、1食150gを目安にし、たんぱく質と組み合わせてバランス良く食べることが重要 です。正しく取り入れて、無理のないダイエットを続けましょう。

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