じゃがいもは、カレーやシチュー、ポテトサラダ、フライドポテトなど、さまざまな料理に使われる万能な野菜です。ホクホクとした食感のものや、しっとりしたものなど、品種によっても味わいが異なります。しかし、スーパーに並んでいるじゃがいもの中から本当に新鮮で美味しいものを見分けるのは意外と難しいですよね。
実は、じゃがいもの色や形、芽の有無、重さ、表面の状態などをチェックすることで、新鮮で美味しいものを簡単に選ぶことができます。この記事では、美味しいじゃがいもを選ぶためのポイントや、旬の時期、美味しさの決め手を詳しく解説します!
新鮮なじゃがいもの選び方5つ
美味しいじゃがいもを選ぶには、以下の5つのポイントをチェックしましょう。
1. 皮の色が均一でツヤがある
じゃがいもの皮の色は、新鮮さを見極める重要なポイントです。
皮の状態 | 新鮮なじゃがいも | 避けたほうがよいじゃがいも |
---|---|---|
均一な色合いでツヤがある | みずみずしく、美味しい | ◎ |
緑色がかった部分がある | ソラニン(有害物質)が含まれる可能性あり | × |
皮がシワシワしている | 鮮度が落ち、乾燥している可能性あり | × |
特に、皮が緑色になっているものは避けるようにしましょう。緑色の部分には「ソラニン」という有害物質が含まれており、食べると苦みを感じるだけでなく、健康に悪影響を与える可能性があります。
2. 形が均一でデコボコが少ない
じゃがいもの形は、成長過程や土壌の状態によって異なりますが、できるだけ丸みを帯びた、均一な形のものを選ぶのがポイントです。
- 丸くて均一な形のもの → 皮がむきやすく、調理しやすい
- デコボコが多いもの → 皮をむくのが大変で、芽が多くなりやすい
デコボコが多いじゃがいもは、成長途中でストレスを受けた可能性があり、味が落ちることがあるため注意しましょう。
3. ずっしりと重みがある
じゃがいもを手に取ったときに、見た目以上に重みを感じるものを選びましょう。
- 重いじゃがいも → 水分をしっかり含んでおり、みずみずしく美味しい
- 軽いじゃがいも → 水分が抜けてスカスカしている可能性あり
また、押したときに柔らかいものは、鮮度が落ちている可能性があるため避けるのが無難です。
4. 芽が出ていないものを選ぶ
じゃがいもは長期間保存すると芽が出やすくなります。
- 芽が出ていないもの → 新鮮で味が良い
- 芽が出ているもの → 成分が変化し、苦みが増す可能性あり
じゃがいもの芽にはソラニンやチャコニンという有害物質が含まれているため、芽が出ているものは避けるか、芽をしっかり取り除いてから調理するようにしましょう。
5. 皮がなめらかで傷が少ない
じゃがいもの表面に傷が多いものは、保存状態が悪かったり、すでに傷み始めている可能性があります。
- 皮がなめらかで傷が少ない → 新鮮で保存性が高い
- 皮がひび割れている、黒ずみがある → 腐敗が進んでいる可能性あり
特に、黒い斑点があるものは、内部が傷んでいる可能性があるため避けた方がよいでしょう。
美味しいじゃがいもの決め手は?
美味しいじゃがいもを見極めるためには、以下の3つのポイントが重要です。
1. ホクホク感が強いこと
じゃがいもの美味しさの決め手の一つは、ホクホクとした食感です。特に、男爵いものような品種は、ホクホク感が強く、ポテトサラダやコロッケに向いています。
2. 甘みとうま味のバランスが良いこと
じゃがいもはでんぷん質が多く含まれており、加熱すると甘みが増します。特にきたあかりやインカのめざめは甘みが強く、美味しい品種として人気があります。
3. 水分量が適度にあること
じゃがいもは水分量によって、料理の適性が変わります。
- 水分が少ない(ホクホク系) → 揚げ物や粉ふきいもに適している
- 水分が多い(しっとり系) → 煮込み料理やグラタンに適している
用途に合わせて適した品種を選ぶと、より美味しく楽しめます。
じゃがいもが美味しい季節はいつ?
じゃがいもは一年中手に入りますが、最も美味しい旬の時期は**春(5月~7月)と秋(9月~11月)**です。
季節 | じゃがいもの特徴 |
---|---|
春(5月~7月) | 「新じゃが」が旬。皮が薄く、水分が多くてみずみずしい |
夏(8月) | 保存されたものが出回るが、やや風味が落ちる |
秋(9月~11月) | 甘みが増し、ホクホク感が強くなる |
冬(12月~2月) | 低温貯蔵で甘みが増し、煮物に最適 |
特に、春の新じゃがは皮が薄く、みずみずしくて食べやすいのが特徴です。一方、秋から冬にかけてのじゃがいもは甘みが増し、煮込み料理に向いています。
結論
美味しいじゃがいもを選ぶためには、以下のポイントを押さえましょう。
- 皮の状態 → 均一な色でツヤがあり、緑色の部分がないものを選ぶ
- 形 → 丸くて均一な形のものが◎
- 重さ → ずっしりとした重みがあるものが新鮮
- 芽の有無 → 芽が出ていないものが良い
- 傷の有無 → 皮がなめらかで、傷やひび割れがないものを選ぶ
また、じゃがいもが最も美味しい旬の時期は**春(5月~7月)と秋(9月~11月)**なので、この時期に選ぶとより美味しいじゃがいもを楽しめます。
スーパーでじゃがいもを選ぶ際には、ぜひこの記事のポイントを参考にしてみてください!