銀杏（ぎんなん）は、秋の味覚として親しまれる食材で、茶碗蒸しや炒め物、おつまみとして人気があります。独特の風味と食感が楽しめる一方で、適切に保存しないと傷みやすく、腐敗してしまうこともあります。「買って1ヶ月後の銀杏はまだ食べられるの？」と気になる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、銀杏の賞味期限を状態別に詳しく解説し、腐ったサインの見分け方や正しい保存方法まで紹介します。銀杏を美味しく食べるためのポイントを押さえましょう。
「銀杏」の賞味期限は？切り方や状態別に解説！
銀杏の賞味期限は、殻付きか殻なし（むき銀杏）か、また保存方法の違いによっても大きく変わります。
常温保存（殻付き）：1〜2週間
殻付きの銀杏は比較的日持ちしますが、温度や湿度が高い場所で保存するとカビが生えやすくなります。特に秋から冬にかけては常温保存が可能ですが、長期間の保存には適していません。
- 通気性の良いネットや紙袋に入れ、風通しの良い涼しい場所で保存
- 直射日光や高温多湿を避ける
- 冷蔵保存や冷凍保存の方が長持ちする
冷蔵保存（殻付き）：1〜2ヶ月
銀杏を長期間保存する場合、冷蔵保存がおすすめです。冷蔵庫の野菜室で保存することで、カビの発生を抑え、鮮度を保つことができます。
- 新聞紙やキッチンペーパーに包んでポリ袋に入れ、野菜室で保存
- 密閉しすぎると湿気がこもるため、袋に小さな穴を開けておく
- 保存期間は約1〜2ヶ月
冷蔵保存（むき銀杏）：約1週間
殻をむいた銀杏（むき銀杏）は、酸化しやすく傷みやすいため、冷蔵保存でも1週間程度が限度です。
- 水に浸して保存すると鮮度が保ちやすい
- 水は毎日交換する
- 密閉容器に入れて冷蔵庫の野菜室で保存
すぐに食べきれない場合は、冷凍保存が適しています。
冷凍保存（殻付き・むき銀杏）：半年以上
銀杏は冷凍することで、長期間保存することが可能です。冷凍することで、食感や風味を損なわずに保存できます。
- 殻付きのまま冷凍する場合は、ポリ袋に入れて密閉
- むき銀杏は、水気をしっかり拭き取り、冷凍用保存袋に入れる
- 使うときは、解凍せずにそのまま加熱調理する
銀杏の状態別賞味期限一覧
| 銀杏の状態 | 保存場所 | 賞味期限の目安 | 保存のポイント |
|---|---|---|---|
| 殻付き銀杏 | 常温 | 1〜2週間 | 風通しの良い場所で保存 |
| 殻付き銀杏 | 冷蔵庫 | 1〜2ヶ月 | 新聞紙やポリ袋に包んで保存 |
| むき銀杏 | 冷蔵庫 | 約1週間 | 水に浸して保存し、毎日水を交換 |
| 冷凍保存（殻付き・むき） | 冷凍庫 | 半年以上 | 密閉袋に入れて冷凍保存 |
食べられるかどうかの見分け方は？腐るとどうなる？
銀杏が腐っているかどうかを判断するには、見た目・臭い・手触り をチェックすることが重要です。以下のポイントを確認し、安全に食べられるかどうかを見極めましょう。
腐った銀杏の特徴
1. カビが生えている
銀杏は湿気に弱いため、白や青、黒っぽいカビが生えることがあります。カビが生えている場合は、食べずに処分しましょう。
2. 異臭がする
新鮮な銀杏は、ほぼ無臭またはわずかに独特の香りがある程度ですが、腐るとツンとした酸っぱい臭いや、強い発酵臭がすることがあります。
3. ぬめりが出る
むき銀杏は時間が経つと、表面がベタついたり、ぬめりが出ることがあります。これは腐敗のサインなので、食べない方が安全です。
4. 色が変わる
新鮮なむき銀杏は鮮やかな黄緑色をしていますが、傷んでくると茶色く変色したり、黒ずんでくることがあります。
「銀杏」の正しい保存方法は？冷凍・冷蔵はできる？
冷蔵保存の方法
- 殻付きの場合は新聞紙やポリ袋に包み、野菜室で保存
- むき銀杏は水に浸して密閉容器で保存（毎日水を交換）
- 冷蔵保存は1〜2ヶ月が限度なので、長期保存には冷凍がおすすめ
冷凍保存の方法
- 殻付きのまま冷凍する場合は、ポリ袋に入れて密閉
- むき銀杏は水気をしっかり拭き取り、小分けにして冷凍
- 解凍せずにそのまま加熱調理すると美味しく食べられる
結論
銀杏の賞味期限は保存方法によって異なります。殻付きのままなら常温で1〜2週間、冷蔵で1〜2ヶ月、むき銀杏は冷蔵で約1週間、冷凍すれば半年以上持たせることができます。
また、カビ・異臭・ぬめり・変色などの症状がある場合は、腐敗のサインなので食べずに処分しましょう。
正しい保存方法を実践し、新鮮な銀杏を無駄なく美味しく活用しましょう！
