ふわふわのカステラ生地に濃厚なカスタードクリームが詰まった「萩の月」。仙台を代表する銘菓として全国にファンが多く、お土産でいただくことも多い一品です。しかし、冷蔵庫の奥や棚にしまったまま、気づけば賞味期限が過ぎていたという方もいるのではないでしょうか。
本記事では、萩の月の原材料や賞味期限をもとに、賞味期限切れのリスクや見分け方、安全な保存方法まで詳しく解説します。
萩の月は何でできている?
萩の月は、以下のような材料で作られています。
- 【外側】:卵・小麦粉・砂糖などで作られたカステラ生地
- 【内側】:牛乳・卵・砂糖・バターなどを使ったカスタードクリーム
カスタードクリームは水分や乳製品を含むため腐敗しやすく、また保存料が入っていないため非常に繊細なお菓子です。
萩の月の賞味期限はどのくらい?開封前、開封後別に解説!
開封前の賞味期限の目安
商品パッケージに記載されている通り、萩の月の賞味期限は以下のようになっています。
商品状態 | 保存方法 | 賞味期限の目安(未開封) |
---|---|---|
通常品(常温販売) | 常温 | 約10日〜14日程度 |
冷蔵品(要冷蔵商品) | 冷蔵 | 約7日〜10日程度 |
冷凍商品(工場直送) | 冷凍 | 約1ヶ月〜3ヶ月程度 |
賞味期限内でも高温多湿や直射日光を避けた保存が必要です。
開封後の注意点
一度開封した萩の月は、空気中の菌に触れることで急速に劣化が進みます。以下が目安です。
保存環境 | 開封後の保存目安 |
---|---|
常温 | 当日中 |
冷蔵 | 翌日まで(24時間以内) |
冷凍 | 約2週間〜1ヶ月 |
ラップなどで密閉し、乾燥・におい移りを防ぐ工夫が必要です。
賞味期限が3日過ぎている場合
- 未開封で冷暗所保存されていた場合は、見た目・においに異常がなければギリギリ食べられる可能性もありますが、リスクを踏まえて判断する必要があります。
- 開封済みなら、カスタードの腐敗が進んでいる恐れがあるため、食べない選択が望ましいです。
賞味期限が1週間過ぎている場合
未開封でも、カスタード部分が変質している可能性が高くなります。腐敗臭や酸味があれば即廃棄。冷蔵品・常温品ともに食べるのは避けるべき段階です。
賞味期限が1ヶ月過ぎている場合
この時点では未開封でも食べられる可能性はほぼなく、カスタード内にカビや雑菌が繁殖しているおそれがあります。見た目に問題がなくても、安全面から廃棄を推奨します。
賞味期限が半年切れている場合
完全に賞味期限を超過しており、全ての状態において食べるべきではありません。 冷凍していた場合でも風味や安全性が著しく損なわれています。
賞味期限切れの萩の月を食べてしまったら?どんな症状が出る?どうしたら良い?
傷んだ萩の月を食べてしまった場合、以下のような食中毒症状が現れる可能性があります。
- 腹痛
- 下痢
- 吐き気
- 嘔吐
- 発熱
特に卵や牛乳を含むカスタードクリームは傷みやすく、**リステリア菌や黄色ブドウ球菌などのリスクも考えられます。**異変を感じたら速やかに医療機関を受診してください。
賞味期限切れの萩の月が食べられるかどうかの見分け方・ポイント
チェック項目 | 異常のサイン |
---|---|
見た目 | 表面の黒ずみ、白カビ、カスタードの変色(灰色・緑色)など |
匂い | 酸っぱいにおい、発酵臭、腐敗臭 |
食感 | カスタードが分離している、生地がベタつく、変にふやけている |
味 | 苦味、酸味、舌がピリピリするなどの違和感がある |
少しでも不自然な変化があれば、食べずに廃棄することが最も安全です。
安全に長期保存するための保存方法!冷蔵や冷凍はできる?
未開封の場合
- 常温保存できる商品でも、気温が高い時期や直射日光が当たる環境では冷蔵保存がおすすめです。
- 冷凍保存も可能ですが、解凍後は当日中に食べ切るようにしましょう。
開封後の場合
- 冷蔵で保存し、なるべく早めに食べる(翌日以内)
- ラップに包んで冷凍保存する場合は、1個ずつ包んでジッパー袋に入れると乾燥を防げます
保存状態 | 保存可能期間 | 備考 |
---|---|---|
常温(未開封) | 賞味期限まで | 高温期は冷蔵推奨 |
冷蔵(未開封) | 賞味期限+1日程度 | 開封前でも気温によっては傷む可能性あり |
冷蔵(開封後) | 24時間以内 | 食感と安全の両面から早めの消費が望ましい |
冷凍 | 約2週間〜1ヶ月 | 食感がやや変わるが長期保存は可能。自然解凍で対応 |
結論
萩の月は繊細な洋菓子であり、賞味期限を過ぎるとカスタード部分から急速に劣化が始まります。たとえ見た目に異常がなくても、内部で腐敗が進行していることもあるため、少しでも不安を感じたら食べない選択が最善です。
正しい保存と、早めの消費を心がけ、安全に美味しく楽しみましょう。