「やめられない、とまらない♪」のキャッチフレーズでおなじみのかっぱえびせん。香ばしいエビの風味とサクサクした食感が魅力で、子どもから大人まで幅広く愛されています。しかし、「かっぱえびせんは体に悪いのでは?」「高カロリーや食品添加物の影響が気になる」という声もあります。
特に、塩分の高さや揚げ加工による脂質の多さ、食品添加物の使用 などが懸念されています。本記事では、「かっぱえびせんは本当に体に悪いのか?」を詳しく解説し、毎日食べるリスクや健康的に楽しむためのポイント について紹介します。
かっぱえびせんは体に悪いって本当?
「かっぱえびせんは体に悪い」と言われる理由は、油で揚げているため脂質が多く、塩分や食品添加物が含まれていること です。ただし、適量を守れば健康に大きな影響を与えるわけではありません。
かっぱえびせんの主な成分
- 小麦粉
- でん粉
- エビ
- 植物油脂
- 食塩
- 砂糖
- 調味料(アミノ酸等)
基本的な原料はシンプルですが、加工の過程で油が使われるため、カロリーや脂質が高くなりやすい です。また、エビの風味を引き立てるために塩分や調味料が加えられています。
かっぱえびせんが体に悪いと言われる理由
1. カロリーと脂質が高い
かっぱえびせんは、見た目は軽いですが、実は揚げ加工による脂質が多く、カロリーも高め です。
かっぱえびせんの栄養成分(1袋 77gあたり)
成分 | 量 |
---|---|
カロリー | 約385kcal |
糖質 | 約55.0g |
脂質 | 約13.1g |
塩分 | 約1.3g |
1袋(77g)を食べると、ご飯約2杯分(約336kcal)よりも多いカロリー を摂取することになります。特に、脂質が多く、揚げ菓子ならではのカロリーの高さが特徴 です。
脂質の過剰摂取によるリスク
- 肥満の原因
- 悪玉コレステロールの増加
- 動脈硬化や心疾患のリスク上昇
2. 塩分が多く、高血圧のリスク
かっぱえびせんには、塩分が多く含まれている ため、食べすぎると高血圧や腎臓への負担が増える 可能性があります。
かっぱえびせんの塩分量(100gあたり)
商品 | 塩分量 |
---|---|
かっぱえびせん(通常) | 約1.7g |
減塩かっぱえびせん | 約1.0g |
厚生労働省が推奨する1日の塩分摂取量(成人男性7.5g未満、成人女性6.5g未満) を考えると、かっぱえびせん1袋で1日の塩分の約17%を摂取することになる ため、食べすぎには注意が必要です。
3. 添加物の使用
かっぱえびせんには、調味料(アミノ酸等)や香料、膨張剤 などの食品添加物が含まれています。これらは旨味を強調し、食べる手が止まらなくなる要因 になります。
代表的な食品添加物
添加物 | 目的 |
---|---|
調味料(アミノ酸等) | 旨味を強化 |
膨張剤 | 軽い食感を作る |
香料 | エビの風味を強調 |
過剰摂取すると味覚が鈍くなり、加工食品ばかりを好むようになる可能性がある ため、普段から薄味の食生活を意識することが大切です。
かっぱえびせんを毎日食べるリスクとは?
1. 肥満や生活習慣病のリスク
カロリー・脂質・糖質が多いため、毎日食べるとエネルギー過多になり、肥満や糖尿病のリスクが高まる可能性 があります。
2. 高血圧や腎臓への負担
塩分が多いため、高血圧の原因になったり、腎臓に負担をかける可能性 があります。
3. 味覚の鈍化
調味料(アミノ酸等)によって濃い味付けに慣れてしまい、薄味の食事を美味しく感じにくくなる可能性 があります。
かっぱえびせんを食べるときの注意点や工夫は?
1. 食べる量をコントロールする
1日あたり1/2袋(約40g)程度に抑える ことで、カロリーや塩分の過剰摂取を防げます。
2. 減塩タイプを選ぶ
最近では、減塩タイプのかっぱえびせん も販売されているため、塩分を気にする場合はこうした商品を選ぶのがおすすめです。
3. 食べるタイミングを工夫する
空腹時に食べると血糖値が急上昇しやすいため、食事の後や間食の時間(15時頃)に食べることで、血糖値の急上昇を抑えることができます。
4. たんぱく質や食物繊維と一緒に摂る
かっぱえびせんだけを食べると血糖値が急激に上がりやすいため、ナッツやヨーグルトなどのたんぱく質・食物繊維が豊富な食品と一緒に摂ると、血糖値の上昇を抑えることが可能 です。
結論
かっぱえびせんは高カロリー・高脂質・高塩分であり、食べすぎると肥満や糖尿病、高血圧のリスクが高まる可能性がある ため、適量を守ることが重要です。また、添加物の影響を気にする人は、減塩タイプや類似商品の米菓を選ぶのも良い選択肢 です。
しかし、1日40g程度に抑え、食べるタイミングや栄養バランスを考慮すれば、大きな健康リスクにはならない ため、楽しみながら食べる工夫をしましょう。適量を意識しながら、健康的にかっぱえびせんを楽しんでください!