ブルボンのルマンドは、サクサクとしたクレープ生地をチョコレートでコーティングした、上品な甘さが特徴の焼き菓子です。軽い食感と手軽に食べられるサイズ感から、コーヒーや紅茶のお供として人気があります。しかし、「ルマンドは体に悪いのでは?」「カロリーや糖質が高く、健康に悪影響を及ぼすのでは?」と気にする人もいるでしょう。
特に、高カロリー・高脂質・食品添加物の使用 などが懸念されています。本記事では、「ルマンドは本当に体に悪いのか?」を詳しく解説し、毎日食べるリスクや、健康的に楽しむためのポイント を紹介します。
ルマンドは体に悪いって本当?
「ルマンドは体に悪い」と言われる主な理由は、カロリーや糖質、脂質が多く含まれていること、さらに食品添加物が使用されていること です。ただし、適量を守れば、すぐに健康に悪影響を与えるわけではありません。
ルマンドの主な成分
- 小麦粉
- 砂糖
- 植物油脂
- 全粉乳
- ココアバター
- ショートニング
- 膨張剤・乳化剤・香料
ルマンドは薄いクレープ生地にチョコレートをコーティングしたお菓子 のため、糖質や脂質が多くなりやすい という特徴があります。
ルマンドが体に悪いと言われる理由
1. カロリーと糖質が高い
ルマンドは軽い食感ですが、糖分と脂質を多く含んでいるため、カロリーが高め です。
ルマンドの栄養成分(1本 11gあたり)
成分 | 量 |
---|---|
カロリー | 約55kcal |
糖質 | 約6.1g |
脂質 | 約3.2g |
1本あたりのカロリーは55kcalですが、1袋(13本入り)をすべて食べると約715kcal になり、これはご飯約2杯分に相当 します。
糖分の過剰摂取によるリスク
- 血糖値の急上昇(血糖スパイク)
- インスリンの過剰分泌 → 脂肪の蓄積
- 糖尿病のリスク増加
- 虫歯の原因
WHO(世界保健機関)は、1日の砂糖摂取量を25g以下(大さじ約2杯)に抑えることを推奨 しています。ルマンドを4本食べると、糖質約24g になり、これだけで1日の推奨量に近づいてしまいます。
2. 脂質が多く、植物油脂・ショートニングを含む
ルマンドには植物油脂やショートニング が使用されており、トランス脂肪酸が含まれている可能性 があります。
トランス脂肪酸の健康リスク
- 悪玉コレステロール(LDL)の増加
- 動脈硬化や心疾患のリスク上昇
- 肥満やメタボリックシンドロームの原因
ただし、日本ではトランス脂肪酸の含有量は欧米よりも少なく、適量なら問題ありませんが、脂質の摂りすぎには注意が必要 です。
3. 食品添加物の使用
ルマンドには乳化剤・膨張剤・香料 などの食品添加物が含まれています。これらの添加物は、食感を良くし、風味を強めるために使用されています。
代表的な食品添加物とその目的
添加物 | 目的 |
---|---|
乳化剤 | チョコレートのなめらかさを保つ |
香料 | 風味を強化する |
膨張剤 | クレープ生地を軽く仕上げる |
添加物をできるだけ避けたい場合は、無添加の焼き菓子を選ぶのも一つの方法 です。
ルマンドを毎日食べるリスクとは?
1. 肥満や糖尿病のリスク
ルマンドは糖質・脂質が多いため、毎日食べるとエネルギー過多になり、肥満や糖尿病のリスクが高まる可能性 があります。
2. 血糖値の乱高下
糖質が多いため、食後に血糖値が急激に上がり、その後急降下する血糖スパイクが起こりやすくなる 可能性があります。
3. 栄養バランスの偏り
ルマンドには、ビタミンやミネラル、食物繊維がほとんど含まれていないため、食べすぎると栄養バランスが偏る 可能性があります。
ルマンドを食べるときの注意点や工夫は?
1. 食べる量をコントロールする
1日あたり2~3本程度に抑える ことで、カロリーや糖質の過剰摂取を防げます。
2. 低糖質・無添加のお菓子を選ぶ
最近では、低糖質・無添加の焼き菓子 も販売されているため、健康を意識する場合はこうした商品を選ぶのがおすすめです。
3. 食べるタイミングを工夫する
空腹時に食べると血糖値が急上昇しやすいため、食事の後や間食の時間(15時頃)に食べることで、血糖値の急上昇を抑えることができます。
4. たんぱく質や食物繊維と一緒に摂る
ルマンドだけを食べると血糖値が急激に上がりやすいため、ナッツやヨーグルトなどのたんぱく質・食物繊維が豊富な食品と一緒に摂ると、血糖値の上昇を抑えることが可能 です。
結論
ルマンドは高カロリー・高糖質・高脂質であり、食べすぎると肥満や糖尿病のリスクが高まる可能性がある ため、適量を守ることが重要です。また、食品添加物の影響を気にする人は、無添加の商品を選ぶのも良い選択肢 です。
しかし、1日2~3本程度に抑え、食べるタイミングや栄養バランスを考慮すれば、大きな健康リスクにはならない ため、楽しみながら食べる工夫をしましょう。適量を意識しながら、健康的にルマンドを楽しんでください!