しめじは、炒め物や煮物、味噌汁などさまざまな料理に活用できる万能なきのこです。栄養価も高く、食物繊維やビタミンB群が豊富に含まれています。しかし、しめじは水分を多く含んでいるため傷みやすく、適切な保存をしないとすぐに劣化してしまうのが特徴です。「買って1週間後のしめじはまだ食べられるのか？」と気になる方も多いでしょう。
この記事では、しめじの賞味期限を状態別に詳しく解説し、腐ったサインの見分け方や正しい保存方法まで紹介します。しめじを無駄にせず、美味しく食べるためのポイントを押さえましょう。
「しめじ」の賞味期限は？切り方や状態別に解説！
しめじの賞味期限は、保存方法や状態によって大きく異なります。特に、パックのまま保存するのか、ほぐして保存するのか、また冷蔵・冷凍の違いによっても賞味期限が変わります。
冷蔵保存（パックのまま）：5〜7日
市販のしめじはパックに入った状態で販売されていることが多く、このまま保存するのが最も適しています。パックのまま保存することで、しめじが乾燥しすぎたり、逆に水分が過剰になって劣化するのを防ぐことができます。
保存のポイント
- パックを開封せずにそのまま冷蔵庫の野菜室に保存
- 保存期間は5〜7日が目安
- 賞味期限が近づいたら、加熱調理して早めに食べる
しめじのパックには通気口がついていることが多いため、開封しない限りは適度な湿度が保たれ、鮮度が長持ちします。ただし、パックの中に水滴が溜まっている場合は、一度開封してキッチンペーパーで水分を拭き取ると良いでしょう。
冷蔵保存（ほぐした状態）：3〜5日
しめじをすぐに調理しやすいように石づきを切り落とし、ほぐしてから保存する人もいるかもしれません。しかし、しめじは空気に触れると劣化が早まるため、ほぐして保存すると賞味期限が短くなるというデメリットがあります。
保存のポイント
- ほぐしたしめじは、キッチンペーパーに包んで密閉容器に入れる
- 保存期間は3〜5日が目安
- できるだけ早めに調理して使い切る
しめじをほぐした状態で保存する場合は、密閉容器やジップ付き袋に入れ、できるだけ空気に触れないようにするのが重要です。水分が多いと傷みやすいため、保存前に軽くキッチンペーパーで拭き取るのもおすすめです。
冷凍保存（そのまま冷凍）：1ヶ月以上
しめじは、冷凍保存することで賞味期限を大幅に延ばすことができます。また、冷凍することで細胞壁が壊れ、加熱したときにうま味や香りが増すというメリットもあります。
保存のポイント
- しめじは洗わずにそのまま冷凍する
- ほぐして冷凍用保存袋に入れ、空気をしっかり抜く
- 保存期間は1ヶ月以上が目安
- 調理時は凍ったまま加熱してOK（解凍すると水っぽくなるため非推奨）
しめじは水分を多く含んでいるため、解凍するとべちゃっとした食感になりやすいです。そのため、凍ったまま炒め物やスープ、煮物に加えると、美味しさを損なわずに調理できます。
食べられるかどうかの見分け方は？腐るとどうなる？
しめじが腐っているかどうかを判断するには、見た目・臭い・手触り をチェックすることが重要です。以下のポイントを確認し、安全に食べられるかどうかを見極めましょう。
腐ったしめじの特徴
1. 酸っぱい臭い・異臭がする
新鮮なしめじはほぼ無臭ですが、腐ると発酵したような酸っぱい臭いやアンモニア臭がすることがあります。臭いが気になる場合は、食べずに処分しましょう。
2. ぬめりが出てベタつく
新鮮なしめじはサラッとした表面ですが、腐るとぬめりが出てベタつくようになります。触ったときに指にまとわりつくような感触があれば、傷んでいる可能性が高いです。
3. カビが生えている
白・青・緑・黒のカビが生えている場合は、内部まで菌が広がっている可能性があるため、絶対に食べないようにしましょう。
4. 変色している
しめじの軸やかさの部分が黄色や茶色、黒っぽく変色している場合は腐敗が進んでいるサインです。
「しめじ」の正しい保存方法は？冷凍・冷蔵はできる？
冷蔵保存の方法
- パックのまま保存するのがベスト（保存期間：5〜7日）
- ほぐして保存する場合は密閉容器を使用し、水分をしっかり拭き取る（保存期間：3〜5日）
- 賞味期限が近づいたら早めに調理して使い切る
冷凍保存の方法
- そのまま冷凍が最も簡単で、味や食感をキープしやすい
- 使うときは解凍せず、そのまま加熱調理
- 保存期間は1ヶ月以上と長持ちする
結論
しめじの賞味期限は保存方法によって異なります。冷蔵では約5〜7日、カット後は3〜5日、冷凍すれば1ヶ月以上持たせることができます。
また、異臭がする・ぬめりが出る・カビが生える・変色するなどの症状がある場合は、腐敗のサインなので食べずに処分しましょう。
正しい保存方法を実践し、新鮮なしめじを美味しく活用しましょう！
