エビはプリッとした食感と甘みが特徴の人気の食材で、寿司やエビフライ、パスタ、炒め物などさまざまな料理に使われます。しかし、エビは鮮度が落ちやすく、腐敗しやすい食材のひとつでもあります。「エビの色が黒っぽくなっているけど食べられる？」「少しぬめりがあるけど問題ない？」といった疑問を持つことはありませんか？ 本記事では、エビが腐るとどうなるのか、傷んでいるかどうかの見分け方、日持ちの目安、正しい保存方法と長持ちさせるコツについて詳しく解説します。
エビが腐るとどうなる？見分け方を徹底解説
エビが傷んでいるかどうかを判断するには、見た目・匂い・味・感触の4つのポイントをチェックすることが重要です。腐ったエビを食べると、食中毒や体調不良を引き起こす可能性があるため、しっかりと確認しましょう。
見た目でチェック！色や表面の変化
新鮮なエビは、透明感があり、鮮やかな色をしているのが特徴です。しかし、腐敗が進むと次のような変化が現れます。
- 黒っぽく変色している
- エビの頭や殻、身が黒ずんでいる場合は、鮮度が落ちている証拠。特に、全体的に黒ずんでいる場合は、腐敗の可能性が高いため注意が必要。
- 白っぽく濁っている、黄色や茶色に変色している
- 劣化が進んでいる可能性がある。特に、黄色や茶色に変色している場合は、腐敗が進行している証拠。
- 殻がぬるぬるしている、ツヤがない
- エビの表面にぬめりがある場合は、腐敗のサイン。ぬめりが強い場合は食べないほうが安全。
- 身が崩れている、殻と身が剥がれやすくなっている
- 身がぶよぶよしている、または崩れかけている場合は、腐敗が進んでいる可能性が高い。
匂いでチェック！異臭がする場合は要注意
新鮮なエビは、ほとんど無臭か、ほんのり潮の香りがする程度です。しかし、腐ると次のような異臭を発することがあります。
- 強いアンモニア臭がする
- エビが完全に腐敗しているサイン。刺激臭がする場合は食べずに処分すること。
- 生臭さが強くなっている
- 通常の生臭さよりも強烈な臭いがする場合は、腐敗が進行している可能性が高い。
- 酸っぱい臭いがする
- 発酵が進んでいる証拠。食べるのは避けたほうが良い。
味でチェック！違和感を感じたら食べない
万が一、見た目や匂いで異変に気づかずに食べてしまった場合は、味の違和感にも注意しましょう。
- 苦みやえぐみを感じる
- 鮮度が落ちている証拠。腐敗が進んでいる可能性がある。
- 酸っぱい味がする
- 発酵が進み腐敗しているため、すぐに吐き出し、食べるのをやめること。
感触でチェック！柔らかくなっている場合は危険
エビの腐敗が進むと、触ったときの感触にも変化が現れます。
- ぬめりが強い
- 軽いぬめりなら流水で洗えば使えることもあるが、強いぬめりがある場合は腐敗が進んでいるため処分が必要。
- 身がぶよぶよしている、崩れやすい
- 身の弾力がなく、簡単に崩れる場合は内部まで腐敗が進んでいる可能性が高い。
- 指で押すとドロドロに崩れる
- 完全に腐敗しているため、絶対に食べないこと。
エビの正しい保存方法やポイントを詳しく解説
冷蔵保存（短期間保存向け）
エビは冷蔵保存することで、約1～2日ほど鮮度を維持できます。
保存のポイント
- 流水で軽く洗い、水気をしっかり拭き取る
- 雑菌の繁殖を防ぐために、キッチンペーパーで水気を取り除く。
- 保存袋や密閉容器に入れて冷蔵庫のチルド室で保存
- 低温で保存することで、鮮度を維持しやすくなる。
- 2日以内に食べきるのが理想
- 鮮度が落ちやすいため、できるだけ早めに調理するのがベスト。
冷凍保存（長期保存向け）
エビは冷凍保存することで、約1か月ほど保存可能です。
冷凍保存の手順
- 殻をむき、背わたを取る
- キッチンペーパーでしっかり水気を拭き取る
- 保存袋に入れて密封し、冷凍庫へ
冷凍したエビは、解凍せずにそのまま加熱調理すると、身が縮みにくく美味しく食べられます。
結論
エビが腐ると、黒ずんだり、ぬめりが出たり、異臭が発生するほか、身が崩れるなどの変化が起こります。特に、酸っぱい臭いやアンモニア臭を感じた場合は、腐敗が進んでいるため食べずに処分しましょう。
適切な保存方法を実践すれば、エビは冷蔵で1～2日、冷凍で1か月ほど鮮度を保つことができます。 正しい保存方法を守り、最後まで美味しく食べきりましょう。
