お弁当箱といえば、プラスチックや木製、アルミ製などさまざまな素材がありますが、近年注目を集めているのが「ステンレス弁当箱」。見た目もスタイリッシュで、衛生面に優れているという声もあります。
しかし一方で、「ステンレス弁当は危険」という噂を耳にすることも。実際のところはどうなのでしょうか?
この記事では、ステンレス弁当箱が危険だといわれる理由や、ステンレス素材の特徴、メリット・デメリット、使う際の注意点まで、丁寧に解説していきます。
ステンレス弁当が危険って本当?
インターネット上や一部のSNSでは「ステンレス弁当箱は危ない」「電子レンジが使えないから不便」といった声が見られます。ですが、ステンレスそのものが人体に害を及ぼす素材である、というわけではありません。
「危険」と言われる主な理由
- 電子レンジ非対応:ステンレスは金属なので、電子レンジで使用すると火花が出て危険です。
- 酸や塩分に弱い場合がある:長時間、酸性の食品や塩分の多い食品を入れておくと、ステンレスが劣化したり、金属の臭いが移ることがあります。
- 密閉性が低い製品もある:一部のステンレス弁当箱はパッキンがついておらず、汁漏れする可能性があります。
つまり、「ステンレス=危険」というわけではなく、使用方法を誤るとリスクがあるというのが正しい理解です。
ステンレス弁当の特徴
ステンレス(ステンレス鋼)は、鉄にクロムやニッケルなどを加えて作られた合金で、サビにくく、丈夫で、衛生的な素材として知られています。
主な特徴
- 耐久性が高い:落としても割れないので長く使える。
- におい移りが少ない:プラスチック弁当箱に比べて、食品のにおいが残りにくい。
- 洗いやすく、清潔を保ちやすい:食洗機対応の製品も多く、汚れが落ちやすい。
- 見た目がスタイリッシュ:シンプルでクールなデザインが魅力。
ステンレス弁当のメリット5つ
ステンレス製のお弁当箱は、機能性や衛生面において優れた点が多くあります。
メリット | 内容 |
---|---|
1. 丈夫で長持ち | 衝撃に強く、ひび割れや破損の心配が少ない |
2. 清潔を保ちやすい | 汚れが落ちやすく、菌の繁殖がしにくい |
3. においが残りにくい | 食品のにおい移りがほとんどない |
4. エコで経済的 | 長期間使えるため、買い替えが少なくて済む |
5. おしゃれなデザイン | シンプルかつ上品な見た目で大人にも人気 |
とくに、におい移りが気になるカレーやキムチなどを入れる際に、ステンレス弁当箱は活躍します。
ステンレス弁当のデメリット4つ
一方で、使い勝手の面では注意したい点もあります。
デメリット | 内容 |
---|---|
1. 電子レンジで使えない | 金属製なので電子レンジ加熱は不可 |
2. 中身が冷めやすい | 保温性がないため、食べるときに冷たく感じることも |
3. 湿気や酸に弱いことがある | 酸性の食品を長時間入れると変色やサビの原因に |
4. 漏れやすい商品もある | 密閉性がないタイプは汁漏れ注意 |
職場や学校で電子レンジを使って温めたい人にとっては、ステンレス弁当箱はやや不向きかもしれません。
ステンレス弁当を使う上で注意するべきこと
1. 電子レンジに入れないこと
ステンレス弁当箱は絶対に電子レンジに入れてはいけません。火花が出て、発火や火災の原因になります。どうしても温かい状態で食べたい場合は、別容器に移すなど工夫が必要です。
2. 酸や塩分が強い食品は避ける
酢の物や塩辛いおかず(梅干し・たらこ・塩鮭など)を長時間入れておくと、サビや金属臭の原因になります。入れるとしても短時間にとどめましょう。
3. 食後は早めに洗う
ステンレスはサビにくいとはいえ、完全にサビないわけではありません。使ったあとはできるだけ早く洗い、しっかり乾燥させることで長持ちします。
4. 密閉性を確認して使う
お弁当を持ち歩く際に汁漏れする可能性があるため、パッキン付きのものや密閉タイプを選ぶのが安心です。とくに通勤・通学中にかばんに入れる人は要注意です。
結論
ステンレス弁当箱は、「危険」とされる要素もありますが、それは使い方次第で十分に回避できるものばかりです。電子レンジが使えない、密閉性が低い商品があるなどのデメリットもありますが、
- 清潔に保ちやすい
- 長く使える
- においが残りにくい
といったメリットも大きく、上手に使えばとても便利なお弁当箱です。
自分のライフスタイルに合った使い方ができるかどうかを考えたうえで、選ぶとよいでしょう。
参考文献
- サーモス公式サイト|ステンレス製品の取り扱いについて
https://www.thermos.jp - 日本金属学会|ステンレスの基礎知識
https://www.jim.or.jp/