最近よく見かける「黒にんにく」。体に良さそうなイメージがあって、気になっている方も多いのではないでしょうか?
実は、黒にんにくにはうれしい効果がたくさんある一方で、「体質によっては注意が必要な人」もいるんです。今回は、黒にんにくの特徴や期待できる効果、食べてはいけない人、そしておすすめの食べ方や量の目安まで、やさしく丁寧にご紹介します。
黒にんにくってどんなもの?
黒にんにくは、生のにんにくをじっくり熟成させて作られた発酵食品です。発酵することで色が黒くなり、甘みや酸味が出て、においもやわらかくなります。
生のにんにくと比べて、フルーツのような甘さとねっとりした食感が特徴で、「これ本当ににんにく?」と思うような味わいです。
黒にんにくのうれしい効果
黒にんにくは、発酵の過程で体に良い成分がたっぷり引き出されます。特に注目されているのがこちらの効果です。
効果 | こんな人におすすめ |
---|---|
抗酸化作用 | 年齢による体の変化が気になる方、元気に年を重ねたい方に |
疲労回復 | 毎日忙しくて疲れがたまりやすい方にぴったり |
免疫力アップ | 風邪をひきやすい、体調を崩しやすい方に |
血流サポート | 高血圧が気になる方や、血行を良くしたい方に |
肝臓をいたわる働き | お酒を飲む機会が多い方、健康診断が気になる方に |
毎日少しずつ取り入れることで、体の内側から調子を整えてくれる頼もしい存在です。
黒にんにくはどれくらい食べればいいの?
黒にんにくはあくまで食品なので、「これだけ食べなきゃダメ!」という決まりはありませんが、体にやさしく取り入れるためには1日に1〜2片(にんにく1玉をバラしたうちの1〜2粒)くらいが目安です。
食べ方のポイント
- 初めての方は半分〜1片からスタートがおすすめ
- 食後に食べる方が胃にやさしいです
- そのままでもOKですが、刻んでヨーグルトに混ぜたり、納豆やカレーに加えるとさらにおいしくいただけます
実は注意が必要な人もいるんです
黒にんにくは体に良いイメージがありますが、体質や持病によっては気をつけた方がよい場合もあります。
胃腸が弱い人
にんにく特有の成分は、発酵後も多少は残っています。胃が荒れやすい方や、胃炎・逆流性食道炎がある方は少量から試してみましょう。
血圧が低めの人
黒にんにくには血圧を下げるはたらきがあるといわれているため、もともと低血圧の方は様子を見ながら食べてください。
血液をサラサラにするお薬を飲んでいる人
ワーファリンやアスピリンなどを使っている方は、黒にんにくとの相性に注意が必要です。事前に医師に相談するのが安心です。
妊娠中・授乳中の方
基本的には問題ありませんが、体調が不安定になりやすい時期なので、気になる方は医師に相談を。食べるならごく少量からが無難です。
にんにくアレルギーがある方
まれですが、**にんにくでアレルギー症状が出たことがある方は控えましょう。**皮膚のかゆみや胃の不調が出る場合があります。
食べすぎるとどうなるの?
体に良いからといって、食べすぎには注意です。黒にんにくも一度にたくさん食べると、次のような不調が出ることがあります。
- 胃がムカムカする、気持ち悪くなる
- 下痢や腹痛
- においが気になる(体臭や口臭)
- 薬との飲み合わせによってはトラブルになることも
「ちょっとずつ、毎日続ける」のが一番効果的です。
まとめ
黒にんにくは、毎日の元気をサポートしてくれる頼もしい発酵食品。においが少なくて食べやすく、栄養価も高いので、健康習慣のひとつとして取り入れるのにぴったりです。
ただし、人によっては体に合わないこともあるので、体調に合わせて無理のない範囲で取り入れることが大切です。
気になる方は、まずは少しずつ試してみてはいかがでしょうか?