固いパスタを食べてしまった！そのまま食べても大丈夫？お腹を壊すリスクは！？柔らかくする方法などを詳しく解説！

「うっかり茹ですぎを防ごうとして早めに火を止めたら、なんだか芯が残って固いまま…」
「一口食べたけど、これってちゃんと火が通ってるの？お腹を壊したりしないかな？」

そんな風に、思いがけず固いパスタを食べてしまって不安になった経験はありませんか？

実は、パスタの“芯が残っている”状態にはいくつかの段階があり、「少し固いだけなら問題ない」ケースと、「加熱不足で体に負担がかかる」ケースがあるんです。

この記事では、

まで、気になるポイントをわかりやすく丁寧に解説していきます。
パスタを美味しく、そして安心して食べるために、ぜひ最後まで読んでみてください。

この記事の目次

固いパスタを食べてしまったけど大丈夫？

パスタが「少し固い」「芯が少し残っている」程度であれば、健康な人が少量食べる分には、体に悪影響はほとんどありません。
これは、パスタの主成分であるデュラム小麦のセモリナが、ある程度加熱されていれば、胃酸や酵素で時間をかけて消化されるためです。

しかし、次のような状況では注意が必要です。

以下のような状態のパスタを食べた場合は、消化不良や腹痛、下痢の原因となる可能性があります。

特に胃腸が弱い人、高齢者、小さなお子様などは、消化機能が落ちているため、固いパスタは避けた方が無難です。

パスタの本場イタリアでは「アルデンテ（al dente）」といって、中心にごくわずかな歯ごたえが残る程度に茹でるのが理想とされています。この程度の硬さであれば、むしろ風味や食感として好まれます。

アルデンテと加熱不足（芯が残る）の境界線はとてもあいまいです。

こうした「明らかに加熱不足のパスタ」は、生のでんぷんが多く残っており、胃で分解されにくいため、そのまま食べるのは避けた方が安心です。

鍋で再茹でする（おすすめ）
　一番確実な方法です。再度熱湯を沸かし、1～2分ほど茹でて様子を見ましょう。
　→ 芯まで均一に熱が通り、しっかり柔らかくなります。
電子レンジで加熱する
　耐熱皿に少し水をふりかけ、ラップをして1〜2分ほど温めます。
　→ 水分が補われ、モソモソ感が緩和されやすくなりますが、ムラになりやすいため注意が必要です。
スープや炒め料理に再利用する
　スープパスタやペペロンチーノのような料理にして再加熱することで、自然に柔らかくなり、食感も良くなります。

ゆで時間が短い
　商品パッケージに記載されたゆで時間は、一般的に「アルデンテ」を基準にしています。
　気温・水の量・火加減によっては、その時間通りにしても芯が残ることがあります。
フライパンでのワンパン調理で水分が足りない
　最近人気の「ワンパンパスタ」では、水が少なく蒸し煮状態になるため、内部まで熱が通りにくくなることがあります。
電子レンジ加熱のムラ
　冷凍や常温のパスタを電子レンジで加熱すると、中心部が十分に温まらず芯が残ることがあります。

固いパスタ＝即、食中毒というわけではありませんが、次のようなリスクはあります。

特に、

などは、注意が必要です。

状態	食べても平気？	理由	対処法
少し芯がある（アルデンテ）	◎	火は通っていて問題ない	そのままOK
芯が白い／ポキポキ／粉っぽい	△	加熱不足で消化に悪い	再加熱推奨
明らかに生のような食感	×	でんぷんが生で体に負担	再茹でして柔らかくする