「いしり」(いしる)って何?醤油との違いは?使い方や特徴を徹底解説!

  • URLをコピーしました!

日本にはさまざまな調味料がありますが、石川県の能登地方で作られる「いしり(いしる)」をご存じでしょうか?これは、魚を発酵させて作る「魚醤(ぎょしょう)」の一種で、一般的な醤油とは大きく異なる特徴を持っています。今回は、いしりの基本から、醤油との違い、使い方まで詳しく解説します!

いしり(いしる)とは?

いしり(または、いしる)は魚を発酵させて作る調味料で、特に石川県の能登地方で古くから親しまれています

魚醤といえば、タイの「ナンプラー」やベトナムの「ニョクマム」が有名ですが、日本にも魚を発酵させて作る醤油のような調味料があります。その代表が、この「いしり」です。

いしりには大きく2種類あります。

スクロールできます
種類主な原料特徴
イカいしりイカの内臓(特に肝)まろやかでコクがある
イワシいしりイワシ風味が強く、塩気がしっかりしている

どちらも塩と一緒に漬け込み、長期間発酵させて作られます。発酵の過程で魚の旨味が引き出され、濃厚なコクのある調味料になります。

醤油との違いは?

「魚醤」と聞くと「普通の醤油と何が違うの?」と思うかもしれません。醤油は大豆を発酵させて作られるのに対し、いしりは魚を発酵させるという点が大きな違いです。

以下の表で比較してみましょう。

スクロールできます
項目いしり(いしる)醤油
原料イカの内臓、イワシなどの魚大豆、小麦
発酵方法魚の酵素や乳酸菌による発酵麹菌(カビ)による発酵
濃厚な魚の旨味、独特の風味大豆の旨味と甘み、香ばしさ
香り魚の発酵による強い香り大豆由来の芳醇な香り
用途鍋物、焼き魚、刺身の漬けダレ和食全般、煮物、刺身、炒め物

いしりは魚の旨味が強いため、特に魚介系の料理との相性が抜群です。醤油に比べると香りが独特で、発酵食品特有のクセを感じることもありますが、うまく活用すれば料理に深いコクを与えることができます。

いしりのオススメの使い方

いしりは主に以下のような料理に使われます。

1. いしり鍋

能登地方の郷土料理。いしりを出汁の代わりに使い、魚介や野菜を煮込む鍋料理です。魚の旨味が詰まったスープが特徴。

2. 焼き魚の風味付け

焼く前にいしりを軽く塗ることで、魚の香ばしさが増し、旨味が凝縮されます。

3. 刺身の漬けダレ

醤油の代わりにいしりを使うと、魚の旨味が引き立つ漬け丼が作れます。

4. 炒め物・煮物

野菜炒めや煮物に加えると、コクのある味わいになります。醤油の代わりに少量加えると、魚介の風味が生きた深みのある味になります。

いしりを使う際の注意点

いしりは非常に風味が強いため、使いすぎると料理のバランスを崩すことがあります。特に初めて使う場合は、以下の点に注意しましょう。

  • 少量ずつ加える(醤油の代わりにそのまま使うと味が濃くなりすぎる)
  • 他の塩分を控えめにする(塩分が強いため、味見しながら調整する)
  • 加熱すると香りが変化する(焼いたり煮たりすると、独特の風味がやわらぐ)

まとめ

いしりは、能登地方の伝統的な魚醤で、魚を発酵させて作られる濃厚な調味料です。醤油とは違い、魚の旨味が凝縮された独特の風味を持ち、鍋物や焼き魚、刺身の漬けダレなどに活用されます。

醤油と比べると風味が強いため、少量ずつ加えて使うのがポイント。ナンプラーやニョクマムが好きな人は、ぜひ試してみてください!能登の郷土料理を自宅で再現してみたい方は、いしりを取り入れてみるのも面白いかもしれませんね。