海外のレシピに挑戦すると、異国の味を自宅で楽しめるのが魅力ですよね。しかし、海外と日本のレシピでは使用する「単位」が違うため、戸惑うこともあるかもしれません。特に、分量がズレると料理の仕上がりに大きな影響が出ることも。ここでは、海外と日本の単位の違いを分かりやすく紹介していきます!
この記事の目次
1. 体積の違い
海外でよく使われる単位
- Cup(カップ)
アメリカのレシピでは、「1カップ」と書かれている場合、約240mlです。イギリスの場合は少し多めの約284mlになります。日本の1カップは200mlなので、同じ「カップ」でも量が異なるのです。この違いを知らずにそのまま日本のカップで作ると、焼き菓子やスープのような繊細なレシピでは味や食感に影響が出ることがあります。 - Tablespoon(大さじ) & Teaspoon(小さじ)
アメリカの大さじ1は約15ml、小さじ1は約5mlで、日本のものとほぼ同じです。ただし、国によって微妙な誤差が生じることもあるので、できれば正確な計量器具を使うのがおすすめです。 - Fluid Ounce(液量オンス)
液体を量るときに使われる単位で、1 fluid ounceは約30mlです。アメリカでは液体の計量によく使われるので、レシピに「fl oz」と書かれていたらこの単位だと考えましょう。
日本でよく使われる単位
- カップ
日本では、1カップ=200mlが基本です。料理用の計量カップでもこの基準が使われるので、海外レシピを再現する際には少し多めに計量する必要があります。 - 大さじ & 小さじ
日本では、大さじ1は15ml、小さじ1は5mlと決まっています。この部分は海外レシピとも似ていますが、わずかな差がある可能性もあるので、念のため注意しましょう。
2. 重さの違い
海外でよく使われる単位
- Ounce(オンス)
アメリカのレシピでよく見かける「オンス(oz)」は、固体の食材を量るときによく使われます。1オンスは約28gなので、レシピに「8 oz」と書かれていたら、約224gに換算できます。 - Pound(ポンド)
もう一つ、アメリカで頻繁に登場する単位が「ポンド(lb)」で、1ポンドは約454gです。特に肉や大量の食材を量るときに使われることが多いです。
日本でよく使われる単位
- グラム(g) & キログラム(kg)
日本のレシピはグラム単位で書かれていることがほとんどです。例えば、1gは1mlとして換算できることもあるので、固体・液体問わず直感的に分かりやすいのが特徴です。
3. 温度の違い
海外の温度:
- Fahrenheit(華氏)
アメリカのオーブン温度は「華氏(℉)」で表記されます。華氏を摂氏に変えるには、例えば華氏350℉は摂氏約175℃になります。計算がややこしいと感じたら、オンラインの変換ツールを使うのも手です。
日本の温度
- 摂氏(℃)
日本では摂氏(℃)が一般的なので、オーブンの設定も基本的には摂氏で行います。変換の手間が省けるのは便利ですね。
4. 料理を成功させるコツ
- デジタルスケールを使う
できるだけ正確に分量を量るために、デジタルスケールを活用するのがおすすめです。海外のレシピをそのまま再現したいときは、重さでの計量が誤差を減らす鍵になります。 - 正確な計量カップ・スプーンを準備する
日本と海外ではカップやスプーンの大きさに少し差があるため、それぞれの基準に合った計量器具を用意すると、より確実に再現できます。
最後に表でわかりやすく確認
スクロールできます
単位の種類 | 海外の単位 | 日本の単位 | 換算方法 |
---|---|---|---|
体積 | 1 Cup = 約240ml(アメリカ) 1 Cup = 約284ml(イギリス) | 1 カップ = 200ml | アメリカのカップ → 日本のカップ:1.2倍 イギリスのカップ → 日本のカップ:1.4倍 |
1 Tablespoon = 約15ml | 1 大さじ = 15ml | 同じ | |
1 Teaspoon = 約5ml | 1 小さじ = 5ml | 同じ | |
1 Fluid Ounce = 約30ml | – | 約30mlとして考える | |
重量 | 1 Ounce (oz) = 約28g | – | 1オンス → 約28g |
1 Pound (lb) = 約454g | – | 1ポンド → 約454g | |
温度 | Fahrenheit(華氏) | 摂氏(℃) | 華氏→摂氏: (華氏 – 32) × 5/9 摂氏→華氏: 摂氏 × 9/5 + 32 |
海外のレシピに挑戦するのは、新しい味との出会いを楽しむ素晴らしい方法です。ただし、単位の違いには注意が必要です。正確に換算しながら計量すれば、よりおいしく、より確実にレシピ通りの料理が楽しめます。次回、海外レシピに挑戦する際には、この記事を参考にしてくださいね!