フランス料理でよく登場する「パテ(Pâté)」と「テリーヌ(Terrine)」。どちらも見た目が似ていて、「違いがよくわからない……」という方も多いのではないでしょうか?実はこの2つには明確な違いがあり、それぞれの特徴を知ることで、より美味しく楽しむことができます。この記事では、パテとテリーヌの違い、由来、活用方法、種類などをわかりやすく解説します。フレンチ好きな方や、ホームパーティーのメニューを考えている方も、ぜひ参考にしてください!
この記事の目次
パテとテリーヌの違いとは?
パテ(Pâté) | テリーヌ(Terrine) | |
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定義 | 肉や魚のすり身をペースト状にしたもの。 | テリーヌ型(陶器や金属の長方形型)で蒸し焼きにした料理。 |
形状 | ペースト状が多く、パイ包みや瓶詰めもある。 | 長方形でスライスできるものが多い。 |
食感 | なめらか~やや粗挽きまで様々。 | しっかりとした固めの食感。 |
容器 | 型を使わず、パイ包みや瓶詰めもあり。 | 長方形の型(テリーヌ型)で成形。 |
例 | パテ・ド・カンパーニュ(田舎風パテ)、レバーパテ | 野菜のテリーヌ、フォアグラのテリーヌ |
パテとは?特徴や種類を解説
パテ(Pâté)とは?
「パテ」とは、肉や魚のすり身をペースト状にして作る料理のこと。フランス語で「ペースト」を意味し、滑らかな食感のものが多いですが、粗挽きのものもあります。
パテの種類
- パテ・ド・カンパーニュ(Pâté de Campagne)
→ 「田舎風パテ」とも呼ばれ、豚肉や鶏レバーなどを粗挽きにして作られる。 - レバーパテ(Pâté de Foie)
→ 鶏や豚のレバーをペースト状にし、バターや香辛料で風味をつけたもの。バゲットに塗って食べるのが定番。 - パテ・アン・クルート(Pâté en Croûte)
→ パイ生地で包んで焼いたパテ。見た目が華やかでパーティー向き。
パテの食べ方・活用方法
- バゲットやクラッカーにのせて食べるのが王道。
- ワインと相性がよく、**特に赤ワインや甘口の白ワイン(ソーテルヌなど)**と合う。
- 前菜(オードブル)として提供されることが多い。
テリーヌとは?特徴や種類を解説
テリーヌ(Terrine)とは?
「テリーヌ」とは、テリーヌ型と呼ばれる長方形の型を使って蒸し焼きにした料理のこと。パテとは異なり、固めでしっかりした食感が特徴です。
テリーヌの種類
- フォアグラのテリーヌ(Terrine de Foie Gras)
→ フォアグラを型に詰めて低温で火を通したもの。濃厚な味わい。 - 野菜のテリーヌ(Terrine de Légumes)
→ カラフルな野菜を層状に重ねてゼリー寄せにしたもの。見た目が美しく、前菜にぴったり。 - 魚のテリーヌ(Terrine de Poisson)
→ 白身魚やサーモンをすり身にして焼いたもの。レモンソースやハーブソースと合う。
テリーヌの食べ方・活用方法
- 薄くスライスして、マスタードやピクルスを添えて食べる。
- テリーヌ自体にしっかり味がついているため、そのままでも美味しい。
- ワインと合わせるなら、白ワインやロゼがよく合う。
パテとテリーヌ、どっちを選べばいい?
シーン | おすすめの料理 |
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ワインと一緒に楽しみたい | パテ・ド・カンパーニュ、レバーパテ |
華やかな見た目を重視したい | 野菜のテリーヌ、パテ・アン・クルート |
クリーミーでなめらかなものが好き | レバーパテ、フォアグラのテリーヌ |
しっかりした食感が好み | パテ・ド・カンパーニュ、魚のテリーヌ |
まとめ
- パテはペースト状で、パンに塗って食べることが多い。
- テリーヌは型に詰めて焼いたもので、スライスして食べる。
- どちらもワインと相性が抜群! フレンチの前菜として大人気。
どちらも美味しいフランス料理ですが、それぞれの特徴を知ると、食べる楽しみが増えますね!ぜひ、お好みに合わせてパテとテリーヌを楽しんでみてください。